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いい野菜ってどんな野菜ですか?

更新日:2022年3月12日



農薬の話です。 現在流通している野菜に使われている農薬は、昔に比べて毒性の少ないものに切り替わっており、また散布量も少なくなりました。 なので、八百屋さん的には、どの野菜を買ってもらっても、安全ですと、自信をもって言い切ることができます。 その上で、おすすめしていきたい野菜があります。 安全だとはいえ、農薬がなるべく少ないものを選びたいのは、心情だと思います。わかります。 薬漬けになっている野菜より、なるべく薬の量を減らした野菜のほうが健康であることが多いのです。 このあたりの事情は、ひとも野菜も同じです。ひとも、薬に頼って健康を維持している人より、薬に頼らずに健康な人のほうが、より健康だと言えると思います。しかしながら、薬を使わなかったせいで病気が悪化してしまうと、さらに多くの薬が必要になるのも、同じです。薬に頼ることで健康を維持できるなら、早い段階で薬に頼りたいところです。でも、できるなら、なるべく薬には頼りたくない。そういう感じですよね。

実は、農薬をなるべく使わないで済む、条件があります。 1、旬であること 2、プロの農家さんが作ること です。

旬は、野菜がスクスク成長するのに適した時期なのです。

生命力がとてもみなぎっている時期でもあります。

ブロッコリーなど、農薬をバンバン使います。どこかの番組で見たのですが、アメリカの農場では、広大な面積にブロッコリー畑の上にヘリを飛ばして、サングラスかけた体格のいいオジサンが「ハッハー!」と豪快に笑いながら、ブワーッと豪快に農薬を散布する場面を見たことがあります。

みなさんの頭の中にあるアメリカの農園といえば、こういう光景をイメージされる方、いらっしゃるのではないのでしょうか。 ブロッコリーは特に虫がつきやすい野菜なので、農薬の依存度が高い野菜なのです。

しかしながら。 春先や秋冬に出荷されるブロッコリーは、ほとんど農薬を使いません。 理由は単純で、虫が少ないからです。虫が少ないおかげで、虫による被害はほとんど考えなくてすみます。

またブロッコリーはある程度大きくなれば、虫にも食べられにくくなります。 ブロッコリーは旬のものと、そうでないものと比べると、栄養価が3倍ほど違うそうです。 適した気温、環境のもとで、健康に育つことで、生命力と栄養を蓄えているのですね。 旬のブロッコリーは、びっくりするぐらい美味しいのですが、その美味しさには、納得の理由があるわけです。 このように、野菜の旬と農薬量には、密接な関係があるのです。

また、作物に適した土壌であるかどうかも、農薬使用の分かれ目になります。 連作障害、って聞いたことありますか? 読んで字の通りなんですが、同じ作物を同じ畑で続けて作っていると、作物がうまく育たなくなってしまうのです。 原因のひとつに、その作物を餌とする病原菌が、土壌の中で増えすぎてしまっていることが挙げられます。 この増えすぎた病原菌が、好物の作物を食い荒らすことによって、作物が枯れたり、病気になったりしてしまうのです。 なので、対策としては、この病原菌を殺菌するために、農薬を使用します。

しかしながら。 この対策は、なにも農薬を使用することだけが、解決の方法ではありません。 ようは、その病原菌の餌にはならない、違う作物をそこで育てればいいのです。 作物を育てたら、続けて同じ作物を育てるのに期間を設けるなど、連作を避ければいいのです。

この、連作障害の例のように、土壌の状態が、その作物にとって良好であるかどうか、また、それを判断できる技量の農家さんであるかどうか、というのも、農薬使用の分かれ目になってくるのです。





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