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越のルビー~八百屋テクテクセレクション~

更新日:2023年1月5日


目次



★越のルビーって何?★

越のルビーは、福井県特産の、ミディトマトの一種です。

と、いきなりはじめてしまいましたが、その前にまず、ミディトマトが何なのかについて、お話しておかねばなりませんね。

お店でよく見かける名前かもしれませんが、みなさんは、ミディトマトはどういう性質のトマトなのか、ご存じでしょうか?


ミディトマトとは、一口で食べられるぐらいの大きさで、大きいものだとピンポン玉サイズくらいのものになります。

ミニトマトと、普通のトマトの掛け合わせで作られたもので、大きさも中間ぐらいになることから、別名中玉トマトと言われたりします。

このミディトマトの特徴としては、大玉トマトとは違って、赤くしてから収穫できるので甘みが強いのです。


「えっ、トマトって、赤くしてから収穫してないの?」


って思うかもしれませんが、通常の大玉トマトは、青いうちから収穫して、輸送中に赤くします。赤くなってから収穫したのでは、輸送中にトマトが潰れてしまうんですね。トマトは、赤くなると、柔らかくなってしまいますから。

ところが、このミディトマトという小さいサイズのトマトは、赤くしてから収穫しても、潰れにくいという特徴があります。

なぜなら、ミニトマトの、パリパリとした皮の特性を受け継いでいるからです。赤く美味しくなるまで育ててから収穫しても、皮が硬いので、輸送に耐えられるというわけなんですね。

これが、一般的なミディトマトの特徴となります。

じゃあ越のルビーは、他のミディトマトと比べて何が違うのでしょうか?

それは、皮の柔らかさにあります。

越のルビーは、皮が薄く、皮ごと食べても全然気にならないという特徴があるのです。


「えっ、ミディトマトは赤く熟しても輸送に耐えられるように皮を硬くしたんだよね? それなのに皮を柔らかくしたんじゃ、赤く熟成できないんじゃないの?」


と思われた方、そうなんです。

越のルビーは、赤く熟成させつつも、皮の柔らかさを追求した、非常に繊細なトマトなんです。


トマトというのは本来、栽培するのが非常に難しい野菜です。

その上、このギリギリな調整をするには、いろんな条件が必要になってきます。

越のルビーという、福井生まれの品種の苗をただ地面に植えれば、出来上がるわけではないのです。土壌、水、時期、そして農家さんの腕…ひとつでも条件を満たさなければ、本当の越のルビーの美味しさを発揮できません。そんな、上手に作るのが難しい野菜なのです。

越のルビーを、真の姿に成長させるのは、農業の中でも最難関の一つと言えるでしょう。



八百屋テクテクの越のルビー販売ページはこちらからどうぞ。


Yahoo!にも出品しています。

※Yahoo!の仕様上、在庫がある場合のみカートが開いています。予約販売はしておりません。

↑上記の画像をクリックでリンク先に飛べます。

Yahoo!の管轄になりますため、支払い方法を複数ご用意しております。

Yahoo!の会員の方は、お買い上げ金額に応じてTポイントがたまります。



★越のルビーはおいしくない?★

実際、福井生まれの越のルビーですが、福井市場での反応はイマイチです。

「このトマト、美味しいと思ったことがない」と、熟練の市場関係者は口にします。

それだけ、越のルビーという名前の、不出来なトマトが大量に流通しているというわけなんです。

実際、越のルビーで検索してみてください。

越のルビーの販売サイトがいくつも引っかかると思いますが、「さんざん煽っているわりには、期待外れだったなぁ」というレビューをいくつも見かけます。

ただ苗が、越のルビーであればいい、というものではないんです。越のルビーという品種は、いわば「美味しいトマトになる可能性のある遺伝子」のことです。人間も同じで、いくらスポーツ選手の子供でも、栄養状態が悪ければ、潜在するパフォーマンスを発揮できないでしょう。越のルビーを取り巻く環境は、これと同じことが起こっています。生産者さんによっては、越のルビーがうまく育てられなくて、でも苗は越のルビーを使っていたために、全部混ぜて「越のルビー」として市場に出回ってしまっていたのです。


先の項目で述べたように、越のルビーは現在、福井県独自のオリジナル品種として、福井県中で栽培されていますが、本当に美味しい越のルビーを生産できる条件に適っているのは、ほんのごく一部、それも限られた期間だけなのです。



★八百屋テクテクセレクション★

もっとも美味しいトマトの一つであるにも関わらず、不出来なものが混ざってしまうために、評価されない越のルビー。

だからこそ、目利きができる八百屋さんが、もっとも輝く分野でもあります。八百屋さんにしかできないことだと思っています。

美味しい条件を満たす農家さんから直接購入し、そのまま出荷をしています。


八百屋テクテクセレクションを満たす越のルビーは、次のような条件を満たしています。


【土壌】

八百屋テクテクの越のルビーは、福井市白方の、三里浜砂丘地の農家さんの越のルビーです。

越のルビーの栽培には、水はけのいい土地が必須条件です。一般的なトマト農家さんは、土壌を改良するため、水はけを良くする土壌改良材を畑に入れたりしています。

でも三里浜砂丘地は、もともと水はけの良い、トマト栽培に適した土地なのです。


【綺麗な水】

農業用水として、九頭竜川の綺麗な水を使っています。

福井のお米やお酒、お蕎麦にも使われる、清流です。福井のお米は全国的にも知名度が高く、お酒に関しては毎年皇室献上しています。また福井のお蕎麦は美味しいお蕎麦全国ランキングで1位を獲得しました。どれも淡泊な性質のものなので、素材の良さが味の善し悪しを決めているわけなんですけど、その良さをもっとも引き出してくれるのは、水です。九頭竜川の清流さは、米、酒、蕎麦の分野において、すでに証明されているというわけなのです。

この清流が、越のルビー栽培においても、使用されています。

【時期】

越のルビーは、一年中栽培できるよう設計された品種でした。実際、福井県内では一年中流通しています。それこそ、年末の寒い時期にも、スーパーには沢山ならんでいます。

ところが、実際育ててみると、冬場に味を乗せることが、きわめて難しいことがわかりました。このことを踏まえずに、「越のルビーは年中生産できるから」と、ドンドン市場に出荷させた結果が、今の「越のルビーあんまり美味しくない」現象を冗長させているわけです。

八百屋テクテクでは、農家さんとコミュニケーションを頻繁に取り合っています。美味しい時期を見極め、美味しくない時期に販売しないことを徹底しています。


【農家さんの腕】

この項目が、もっともトマトの出来を左右する項目といってもいいと思います。

トマトは本来、栽培できれば「農業のプロ」と言われるぐらい、難しいものなのです。

でも実際に農業に携わる人は、千差万別です。「専業の本当のプロ」から「家庭菜園の延長のセミプロ」まで、幅広い方々が携わっています。直売所で野菜をよく観察してみると、なんとなくわかると思います。「粒も色も綺麗に揃っている、この農家さんはプロだなぁ」とか、「この野菜は成長しすぎていて、美味しい機会を逃している。セミプロだなぁ」とか。

八百屋テクテクが選んでいる農家さんは、越のルビーと真剣に向き合い、特性を理解して、毎年試行錯誤しながら栽培している、越のルビー専門の農家さんです。


越のルビーは、甘さの中に、成熟した酸味もしっかりと感じ、強い香りがする、味が濃いトマトです。さらに皮が柔らかくて食べやすく、くちどけのいいトマトです。味に敏感なお子様や、皮が気になるお年寄りが、特に好んで食べるトマト、そんな美味しいトマトなのです。

「今まで越のルビーはそんなに意識してなかったけど、本当に美味しいトマトなんですね」と八百屋テクテクの御取引先様からよく言われます。八百屋テクテクの越のルビーは、さまざまな条件にかなった農家さんだからこそできる、美味しい越のルビーなのです。



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