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スピッツ「探検隊」は、ピクミン説。



こんにちは。八百屋テクテクです。

今回は、スピッツ「探検隊」について解釈していきたいと思います。

この詞は、たぶんですけど、ピクミンのことを言ってるんじゃないかなと思います。

みなさんピクミンというゲームを知っていますか? 昔は結構CMとかバンバンやってたし、ピクミンの曲もめっちゃ売れたので、ロビンソンをリアルタイムで聞いたことのある人だったら、聞いたことはあるゲームなんじゃないでしょうか。

このゲームの主人公は、私たち人類とは違う宇宙人で、親指ほどの大きさの人です。一寸法師みたいな感じですね。彼は地球に似た謎の惑星に不時着してしまい、彼の乗ってきた宇宙船はバラバラになってしまいます。そこで、この惑星に住んでいる謎の生物ピクミンと協力して宇宙船のかけらを集めて、再び組み立てて、この惑星を脱出するまでがゲームの内容となっています。

ピクミンは、植物のような、動物のような生き物です。地面に埋まっていて、引っこ抜くと、手足を使って動き回ることができるようになります。頭には葉っぱが付いていて、成長すると花になります。集団で行動させることができて、集団で物を持ち上げて運ぶことができたり、敵を集団で攻撃することができます。逆に食べられたりもしちゃいます。食べられたり、死んだピクミンは、二度と戻ってきません。なので、しっかり守って、犠牲を出さないようにするのが、ゲーム性となっています。ピクミンたちはめっちゃ健気なので、操作しているうちに愛着がわいてきます。なので、絶対に犠牲にしたくない、という思いができてきますが、ゲーム上どうしても犠牲にしなくちゃいけない場面がでてきます。犠牲にしないと、難易度が跳ね上がるのです。こういうゲームバランスが、人々を惹きつけてやまないのです。


どうでしょうか? ピクミンのこと、なんとなく想像できたでしょうか?

想像できたなら、今度は、スピッツ「探検隊」に、ピクミンたちのことを当てはめてみてください。どうですか? そのままでは意味がよくわからなかった詞だけど、なんとなく意味が通じる話になってきませんか?



名前すら無いような濁った小川に

浮かべたイカダに乗って

僕らはただ行く すべて謎だらけ

昨日の記憶さえ捨てて

「小川」に「浮かべたイカダに乗って」行くとのことです。これは普通の人間のサイズでは不可能です。でも、親指ほどのサイズだったら、可能でしょう。一寸法師とか、ピクミンとかです。また「僕らは」と言ってるし、曲のタイトルは「探検隊」ですので、集団です。この条件に、ピクミンなら、当てはまっています。

「すべて謎だらけ」なのは、ピクミンの舞台である惑星についてです。ピクミンのゲームをしていると、どうも人工物のようなものが点在していますが、人間の姿は一切見かけません。これについて当時は、ほとんどなんの説明もありませんでしたが、どうも人間が滅んで月日が流れて、残置物のみが残された地球だったようです。ピクミンたちは、この文明が失われた地球を探検していくことになります。

「昨日の記憶さえ捨てて」は、人間のいなくなった世界にて、人間がどんな文明を発達させていたか、残置物がどんな意味のあるものだったのかを、誰も知るものがいなくなったことを表しているのではないのかなと。ゲームをプレイしているマサムネさんですが、彼が今まで一生懸命作った楽曲も、この時代には影も形も残っていません。ゲームをプレイ中、そういうことに思いを馳せていたのかもしれません。ピクミンになったマサムネさんは、この世界では、ロビンソンを忘れているのです。



心をひとつにし 掟を蹴り破れ

果ての果てを目指せ

ピクミンたちは、本来、大きな敵にただ食べられるだけの存在でした。食物連鎖って、そういうものですよね。ハエはカエルに食べられて、カエルは蛇に食べられ、蛇は鷲に食べられます。カエルが蛇を襲うことは通常ありません。

でも、その食物連鎖の掟を蹴り破り、強大な敵に立ち向かっていくのが、ピクミンというゲームです。ひとりひとりは弱くても、力を合わせれば、強い敵をやっつけることができます。

こうして力を合わせて、どんどん探検をしてくゲームなのです。



巨大な街の地下 抜ければ青い海

役割に縛られず

竜巻、雷、群れをなす虫に

血を吸われることもある

心をひとつにし ザラつく星に触われ

果ての果てを目ざせ

ここもまた、ピクミンとして探検をしている様子でしょう。「役割」とありますが、ピクミンにも役割があります。イカダに乗って水の中を探検するなら、水に強い青ピクミンが適しているでしょうけれども、その先に待ち受ける別の困難に適したピクミンも連れて行かなくてはいけないので、いろんな色のピクミンで探検しています。

道中、竜巻や雷、虫にやられて、数を減らしてしまうピクミン。

そうやってたどり着いた先に、星の秘密があるそうです。この星は、人類が消滅して、長い時間を経て荒廃し、緑が地表を覆った、美しくも寂しい世界です。人間目線でみたら、ザラついている星なのです。



あゝいつかピカプカのわけが見えてくる

あゝ必ずこんな僕らにも見えてくる

この詞を解釈するときに、まず一番気になったのが、「ピカプカ」です。ピカプカって、なんでしょう?

たぶん、造語です。調べても、この言葉はでてきませんでした。

でも、ピクミンと、ピカプカって、なんとなく似てないですか? それに、たとえこの詞がピクミンのことを歌った曲だったとしても、ピクミンって言葉をそのまま使うわけにはいかないですからね。それに似た言葉を当てはめてみた、という想像をしたいところです。

ピクミンは、どうしてピクミンなのだろう? この世界で、彼らが生まれてきた意味は、いったい何なのだろう…?

そういう疑問に想いを馳せる人も、少なからずいたと思います。マサムネさんもその一人だったとしたら、感慨深いものがありますね。

ピクミンって、偉大ですね!



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