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スピッツ「インディゴ地平線」は、美少女戦士セーラームーンがモチーフだった説。~スピッツ歌詞解釈~

  • 2022年8月14日
  • 読了時間: 6分

更新日:3月6日



こんにちは。八百屋テクテクです。

今回は、スピッツ「インディゴ地平線」について解釈していきたいと思います。

この曲は、「渚」や「チェリー」など、スピッツを象徴するような重要な曲が入った、アルバムのタイトルとしても採用されています。それだけ思い入れのあるタイトルなのだということが伺えますね。このアルバムの中を覗いてみると、星や太陽、虹、地平線など、やや大きなものをモチーフにした曲が揃っています。その中でも地平線は、もっとも恰好がいいい、かつバランスのとれた対象物だったのでしょう。


さて、この「インディゴ地平線」ですが、なにを題材にして描かれた曲なのでしょう?

個人的には、「美少女戦士セーラームーン」の一場面、セーラーサターンがサイレンス・グレイブを振り下ろし、世界を崩壊させるシーンだと思っています。

すみません今回は、こじつけとなります。真面目な解釈ではありません。

いや普段は真面目かと言われると、回答に苦しむところではありますが、今回はいつにも増して、苦しいです。めちゃくちゃ苦しいです。

苦しいですが、とりあえず、やってみましょう。



セーラーサターンの使命は、星が逃れ得ぬ終焉の運命を迎えた時、今ある世界を破滅に導き、滅びと死を消し去って新たな世界の礎となること、だそうで。彼女は過去に、月国が終焉の運命を迎えた時、有無を言わさず、沈黙の鎌を振り下ろしました。その瞬間、月国は跡形もなく消滅してしまいました。


この、破滅の神であるセーラーサターンが、再び、現世の月野うさぎと地場衛の目の前に現れたのです。今度は月国ではなく、地球にです。

その頃、地球は、悪しき敵に侵略されていました。悪しき敵との攻防戦において、主人公セーラームーンは敗北し、地場衛の腕の中で絶命しています。頼れるものが何もないという絶望的な状況の中、この破滅の神が現れたのです。

そして、セーラーサターンは、地球の滅びゆく運命を悟り、再びあの、沈黙の鎌を振り下ろしました。

「あっ、もうダメだ」と、一人だけ生き残っていた地場衛は、思ったに違いありません。


この、美しき破壊神セーラーサターンによる、この世のすべてを沈黙へと帰す瞬間を、この曲のモチーフにしたんじゃないかと思ったんです。



君と地平線まで 遠い記憶の場所へ

溜め息の後の インディゴ・ブルーの果て

「遠い記憶の場所」というのは、前世のことなんじゃないかなと。美少女戦士セーラームーンの話に繋げるなら、月の民であった月野うさぎと、地球の民であった地場衛が、前世の最期に見た光景がインディゴ・ブルーの地平線でした。世界が終わる瞬間にのみ見ることのできる地平線の光景を、いま再び、目撃しているのです。

地平線で待ちかまえていたのは、すべてを無にするセーラーサターンです。セーラーサターンのパーソナルカラーは、濃い青寄りの紫色ですが、これとインディゴ色がよく似ています。もしかするとインディゴ・ブルーは、夜明け前の空の色ではなく、セーラーサターンを指しているんじゃないかなと、想像しちゃいます。



つまづくふりして そっと背中に触れた

切ない心を 噛んで飲み込むにがみ

月野うさぎは、この時にはもう絶命しています。彼女の遺骸を抱いて、背中に触れている場面となります。地場衛にとっては、普段通りかっこよく振舞う余裕もありません。躓くように、彼女の背中に触れます。

でも感傷に浸っている時間もありません。



逆風に向かい 手を広げて

壊れてみよう 僕達は 希望のクズだから

セーラーサターンによって、沈黙の鎌が振り下ろされました。

世界を滅ぼす衝撃波が、逆風になって、二人を飲み込みます。もはやこうなっては、滅びの定めを受け入れるしかありません。

前世、そして現世では、二人一緒にセーラーサターンに滅ぼされてしまいます。でも、前世で死亡した二人は、現世でも運命力によりまた一緒になれました。ということは、来世でも一緒になれるということではありませんか。

そうやってもう一度、世界をやり直す「希望のクズ」として再生するのです。



歪みを消された 病んだ地獄の街を

切れそうなロープで やっと逃げ出す夜明け

地球は、悪しき者たちに侵略されて、取り返しのつかないところまで来てしまっていました。これを「病んだ地獄の街」と表現しています。

そして、歪みを消された、ということは、地獄の街はもうすでに歪みごと消滅してしまったのだと思います。

地場衛は月野うさぎの遺骸を抱いて、街の消滅の巻き添えからギリギリ抜け出すことに成功しました。地獄の街は、二人の死に場所ではなかった、ということです。



寂しく長い道をそれて

時を止めよう 骨だけの翼 眠らせて

セーラーサターンが沈黙の鎌を振り下ろしたことで、世界崩壊がはじまりましたが、ここで奇跡が起きます。時をつかさどる戦士であるセーラープルートが現れて、次元の扉を開きました。セーラーサターンはその意を汲んで、悪に侵された部分のみを消滅させた後、悪の親玉ごと、開門した扉の奥へと飛び込んでいきました。消滅が起きる瞬間に扉を閉めることで、悪の親玉と、セーラーサターンの封印に成功したのです。

文字通り、破壊され消滅を待つだけの時が止まったわけです。その後、なんやかんやでセーラームーンは復活しました。前世から続いた、二人揃って消滅という因果から、逃れることができたわけです。セーラームーンは天使のような羽を持っていましたが、この背中に生えた羽を、骨だけにする未来を、眠らせることに成功したわけです。



凍りつきそうでも 泡にされようとも

君に見せたいのさ あのブルー

少し苦しいのは 少し苦しいのは

なぜか嬉しいのは あのブルー

インディゴ・ブルーが現れる時、つまり、セーラーサターンが現れる時は、破滅の時です。地上のすべてのものが凍結し、水泡に帰したりします。

でもその存在は、なんともいえない美しさを纏っています。セーラーサターンが出現した当時の、あの驚きは、今でもセーラームーンを知る人の心の中には、残り続けていることでしょう。

この存在を前にした人間は、どういう思いに駆られるのでしょう? 自分たちの世界まるごと消滅させてしまう、圧倒的存在。どんなにあがいてもダメなことが決定して、ついに滅びゆく運命を受け入れた時に、この世のものとは思えない、美しいインディゴ・ブルーを見ることができるのです。

この光景を絶望と諦めのなかで眺めた時、少し苦しくて、なぜか嬉しい、だなんて感情に、なるのでしょうか?




という感じで解釈してみましたが、いかがでしたでしょうか?

この解釈は完全にこじつけで、「いやぁそれは無茶だよ」と言われれば、そうですよね、としか言いようがないです。

ただ、私はセーラームーンの場面を、この曲に当てはめて解釈してみましたが、似たような、何か圧倒的な存在に遭遇した場面というのが、この曲を解釈するのに適切なんじゃないかなと感じるわけです。

「ソドムとゴモラ」の話とか、「ノアの箱舟」の話とか、神話あたりも知っている限りで一通り眺めてみたんですけど、まさかのセーラームーンがもっとも近いなと、自分の中では思ったわけです。

いろいろ探してみたので、このブログを書き上げるのに相当時間がかかっちゃいましたけれども、とはいえ、それでも多分、解釈としては、まだガバガバだろうなと。

いやぁ、インディゴ地平線は、奥深いですね!




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