こんにちは。八百屋テクテクです。
森田地区にお住いのみなさん、美味しいお米を食べていますか?
森田地区は昔から天上ヶ池(天池)という町があって、文字通り水源が豊な場所で、お米作りが盛んな土地でした。
そこで収穫されたお米は、大変美味しいと評判です。
せっかく美味しいお米がとれる町が近くにあるのですから、美味しく食べたいですよね。
今回は、お米を精米機で精米して、精米したての美味しいお米を食べてみようと思います。
なぜ精米するの? 精米すると美味しいの?
お米は籾(もみ)、玄米、白米の段階があります。
お米は最初、籾という、かたい殻に包まれている状態です。稲を収穫するのと同時に、籾をとってしまうので、普通の人は、籾の状態のお米はお目にかかることがないと思います。
籾から、殻を取り除いたものを、玄米といいます。お米屋さんでは、玄米のまま低温で保存しています。こうすることで、お米の風味を新鮮なまま、長期保存ができるのです。
玄米をよく見ると、茶色です。この茶色の部分は糠(ぬか)です。とても栄養があり、食物繊維も豊富なので、昔の人は玄米のまま食べていました。今でも、玄米は人気ですよね。
お米から、この糠を取り除き、白米という、中心の白い部分だけを取り出すことを、精米といいます。
精米することで、甘く美味しいお米が出来上がるのです。
通常、お米は精米することを想定して、甘さや弾力などが調整、品種改良されているため、本気のお米の美味しさを味わうなら、やはり精米後の、つやつやした白米を食べることをおすすめいたします。
さきほど、保存は玄米のまま行うと解説いたしましたが、逆に言えば、精米後のお米は保存が難しく、2週間程度で乾燥が進み、鮮度劣化してしまいます。
なので、スーパーなどで販売されている、精米されたお米の賞味期限は、2週間となっています。2週間過ぎても食べることができますが、できるだけ美味しいお米を食べるなら、2週間程度で消費できる量の白米を買うか、玄米を買って、少しずつ精米して食べる方法があります。
玄米って、どこで買うの?
おすすめは、直売所です。いろんな種類の、いろんな農家さんのお米を買うことができます。例えば福井市なら「喜ね家」大野市の「荒島の里」などでは、綺麗なお水で作られたお米や、ピロール米など、特徴的なお米を買うことができます。精米されたお米は、「福井県産」などおおきなくくりでブレンドされてしまいますので、こだわるひとは、玄米を調達しましょう。
なお、目立たないかもしれませんが、スーパーでもすこーし売ってます。気になる人は、チェックしてみましょう。
精米ってどうやるの?
精米機に、玄米を持ち込みましょう。
低温貯蔵されていた冷たい玄米は、常温に戻しましょう。冷たいままだと、精米時の温度差でお米の風味が損なわれます。
精米機の説明に従っていきましょう。普通の玄米袋20キロ分なら、だいたい300円から400円です。料金表もちゃんとあるので、確認しましょう。
最後に、つき具合を選びます。
★上白…あまり使いません。お米をめっちゃ削るので、めっちゃ白くなり、また甘くなるのですが、栄養があって美味しい外側の部分が必要以上に削れてしまいます。
お酒造りなど、清廉された白米を使う時以外には、使用しない機能かも…?
★標準…普通のお米はこれです。一番美味しいです。
★7ぶつき(~ぶつき)玄米から、ぬかをどれだけ削るかを示しています。7ぶということは、7割削るので、3割残すということです。栄養のあるお米を食べたいけど、玄米はちょっと…という方におすすめの機能です。
秋には新米がでてきますので、ぜひ新米玄米を手に入れて、精米して、つきたてを炊いて食べてみましょう。
「この世でもっとも美味しいものは?」ときかれた時に、私ならこう答えます。「精米したてのコシヒカリです」と。
福井県福井市天池町産のコシヒカリで作った、おにぎり。
これ以上美味しいものは、他にありません。
コシヒカリは、単体で美味しいのはもちろんですが、福井の新品種いちほまれと比べると、より他のオカズを引き立たせる性質があるように思います。
一緒に食べると、より美味しいお米なのです。
炊き立てのコシヒカリはツヤツヤホロホロで、カレーとの相性も抜群。
ちなみに精米所の中では、削った糠を持ち帰ることができるものもあります。
糠はぬか漬けにします。
糠もまた、鮮度が第一です。古い糠は臭みがありますので、新しい糠でぬか漬けを作りましょう。
その意味では、精米したての糠は、精米することでしか手に入れることができません。
糠は、畑の土壌改良剤としても使用できます。
畑をしているひとには、精米所とは、きってもきれない関係ですね。
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