上庄里芋の本当の使い方を教えます。



産地:福井県大野市上庄地区産


出荷時期(目安):11月


福井のブランド農産物である、上庄さといも。

シーズンになるとテレビ番組などで取り上げられることも多く、全国的にも有名になってきた里芋です。

でも、その紹介の仕方といえば、大まかにいうと「水が綺麗」で「土地も綺麗」だから「美味しい」という説明に終始してしまっており、肝心な特徴がおざなりになってしまっていることが多く見受けられます。

たしかに、大野市上庄地区は、水も空気も土地も、何から何まで綺麗です。ですので、そのPR自体は、間違ってはいないのですが…。



でも、他社様のサイト上で、上庄里芋の評価を眺めていると「固すぎて、シャリシャリした」「全然煮えないので、古いんじゃないか」なんていうレビューがチラホラありました。

このレビューは、上庄里芋の本当の使い方を知らなかったので、失敗してしまったんじゃないかな、と思ったんです。

ちゃんと、上庄里芋の本質を知らないまま調理してしまったので、硬かったり、煮えてなかったり、したんじゃないかなと。



というわけで、この記事では、上庄里芋の本当の使い方をシェアしていこうかなと。



上庄里芋の特徴は、ひとことでいえば、固い、です。

普通、里芋といえば、トロトロな食感が特徴です。一度火を通せば、すぐにトロトロになります。なので、普通の里芋を調理する際には、火の通し過ぎに気を付けなければいけません。火を通しすぎると、ドロドロに溶けてしまいます。お味噌汁を作る際には、里芋は最後のほうに入れるのは、里芋を使い慣れている人なら当然の調理法です。

でも、上庄里芋は違います。肉質が固く、なかなか火が通らないんです。

「えっ、それって、普通の里芋よりダメなんじゃないの?」と思った方。実は好みや調理法によっては、正解です。

煮っころがしや煮物は、場合によっては普通の里芋に軍配があがることもあります。煮っころがしにおいては、上庄里芋は、中まで火が通りづらいです。一方普通の里芋なら、さっと火が通ります。おまけに、出来上がりはネットリモチモチです。煮物も、ネットリ系の里芋を楽しみたいなら、普通の里芋がおすすめです。



しかしながら。

本当に美味しい里芋料理を追求するなら、上庄里芋がおすすめです。

上記で述べた、普通の里芋の、火が通りやすいという利点は、欠点にもなります。そうです。火を入れるとトロトロになってしまうので、長時間煮込むことができないのです。

里芋の煮物を切ってみましょう。たいてい中が白いですよね。中まで味を染み込ませるのは、普通の里芋においては、とても難しいのです。

そんな時に活躍するのが、この肉質が固い上庄里芋です。

上庄里芋なら、肉質のおかげで煮崩れがしにくくなっていますので、じっくり火を通すことができます。

福井県民は、おでんに里芋を入れたりするのですが、これは上庄里芋でなくてはいけません。普通の里芋は、溶けてしまいますからね。上庄里芋のおでんは、中までダシがしっかり染みていて、とても美味しく食べることができます。



上庄里芋は、しっかり火を通すことで、里芋本来のネットリ感がでてきます。

かつ、ダシのうまみを里芋にしっかり吸わせることができます。

普通の里芋と、上庄里芋。

それぞれの特徴をしっかり把握して、ベストな調理法をしてあげることで、真価を発揮できると思います。

そして、真の実力を発揮した上庄里芋は、本当に美味しい里芋なんです。

ぜひ、上庄里芋を使って、しっかり味が沁みた煮物やおでんを作ってみてくださいね!


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