
こんにちは。八百屋テクテクです。
今回は、ほくりくアイドル部定期公演のライブレポートとなります。
キャプテンの松井裕香里さん率いる、ほくりくアイドル部を応援しはじめて、2022年の今年で4年目となります。いや正確に「この日から応援します」と宣言しているわけではないので、いつ頃だったかは定かではないんですけど、だいたい2018年頃からだったんじゃないかなと。
いやもう、その当時から松井裕香里さん、もとい、ゆかり姫には、SNSにて頻繁にお世話になっておりまして。私はゆかり姫のツイートをリツイートで紹介したり、ゆかり姫もまた八百屋テクテクを応援してくださったりと、楽しくやりとりをさせていただいておりました。その中で、彼女の力強い活発さと、ひたむきな情熱を拝見させていただくことで、私は元気をおすそ分けしてもらっていたのです。
その親しみが高じて、私は、公演会に参加するようにまでなったわけです。
そうそう。ほくりくアイドル部の定期公演は、写真撮影OKです。
来てもらったお客さんに写真を撮ってもらって、SNSにタグ付きで投稿してもらうことで、ほくりくアイドル部の活動をより多くの人に知ってもらおうという作戦なのです。なるほど、これはいい作戦ですね。
ほくりくアイドル部は地元密着のアイドルで、地元の企業や特産品のPR、または地元のイベントなどが主な活躍の舞台となっております。なので、私たち北陸に住んでいる人が応援して、もっともっと注目を集めることで、北陸全体が注目され、巡り巡って私たちの生活にプラスになる、という効果があります。私がほくりくアイドル部を応援するのは、いつも元気をいただいている姫への恩返しという、個人的な部分が大きいですけれども、彼女たちを応援するということは、すなわち、地元の応援をするということなのです。
最近では福井のJAのCMに出演するなど、福井にてほくりくアイドル部の露出が増えてきておりますので、お取引先様とのお話の中で、話題に上げやすくなりました。こういう、いい循環の中に、八百屋テクテクは微力ながらもお力添えができたなら、と思っています。
前置きがなんだか長くなってしまいました。
この公演では発見が多かったので、まとまりのないままダラダラと書き連ねてしまわないようにしよう、と思ったのですが、最初から力が入ってしまいました。
公演の内容に、いい加減に入っていきましょう。
まず、驚きだったのが、山崎真央さんと、加藤千夏さんです。
彼女たち二人を初めて見たのが、2年前の野々市の、1の1マルシェでした。妻と二人で、野々市のマルシェに参加した際に、行われていた小規模なイベントでした。
この時、イベント出演していたのが、ほくりくアイドル部プロデューサーである中新さんと、お目当てだった松井裕香里さん。そして、このお二人でした。

ちょうどそのマルシェにて、偶然にも私が地元のTV局の取材を受けまして。その時は「ほくりくアイドル部のイベント目当てに来ました」と回答したのを覚えています。いや、当時は松井祐香里さんとしか、ほとんど交流がなかったものですから、ここでは「松井祐香里さん目当てでした」と答えるのが、正解だったでしょう。私と妻は、松井祐香里さんを観るために、野々市まで出かけていったわけです。
しかしながら、私たち夫婦がそこで最初に見たものは、中新さんのトークショーでした。
いやいや、アイドルを応援しているのに、そのプロデューサーの公演を一番最初に観覧する人も、なかなか珍しいんじゃないかなと、私の中でいまだに話題になっている部分です。
それはまあともかく。
いざ、ほくりくアイドル部としての3人の舞台がはじまると、ゆかり姫の存在感は圧倒的でした。アイドルとしてのオーラがバンバンでておりました。その場にいる誰もが、認めていたのではないのでしょうか。このひとは、存在感のあるアイドルだ、と。
そんなゆかり姫の左右にいたのが、当時10代前半の山崎真央さんと、加藤千夏さんでした。まだまだ幼いながらも、動きがテキパキかつ堂々としていることには驚かされましたが、でもこの時はさすがに、キャプテンのゆかり姫が場の中心になっていて、二人はそれについていくような立ち位置だったのです。
そんな、ゆかり姫の後をついていく二人でしたが、この公演の直前で、ほくりくアイドル部選抜メンバーである、かがやきユニットに名を連ねていたのです。

今回の定期公演に参加するにあたり、妻から「ちゃんと予習しなさい」と言われてMVを検索しました。その中で新曲である『かがやき 2ndシングル「W7 〜描いた夢のせて〜」』を拝見したのですが、いつの間にか、メンバーが増えていました。
従来のかがやきユニットである、ゆかり姫、スーパーエースの奥村星香さん、ツエーゲン金沢の(?)三井梨花さんは、ずいぶん前から活動を知っていました。
この三人に、新メンバー二人を加えた五人になっていたのです。
そして、新メンバー二人は、MVの中で、スーパーエースたちに勝るとも劣らない、強いかがやきを放っていたわけです。
「新メンバーすごいね」
と私が何気なく言うと、妻が、
「2年前に野々市にいた二人だね」
と言いました。そこで私は、やっと、この二人があの二人であることに気が付いて、あまりの変化ぶりに仰天しました。
10代にとっては当然のことかもしれませんが、2年もたてば、外側も変わるし、内側も変わります。一目見て言い当てた妻はさすがです。当時の二人の、姫の後についていた印象を引きずっていた私には、なかなか一致させることができませんでした。
「外見が一致しているだけで、中身は違う人なんじゃないか」
だなんて、なおも気持ち悪い食い下がり方を、妻に対してしてみましたが、そんなことはもちろんありません。この2年の歳月を経て、大きく成長をしたお二人だったわけです。人間の可能性というのは、まさしく、無限大なのですね。
今回の公演で、山崎真央さんと、加藤千夏さんの二人の姿を、再び選抜の舞台で拝見することができるなんて、感慨深い話です。ゆかり姫の後ろにいた二人は、今日はマイクを持って、メンバー全員をグイグイけん引していくポジションに立っていました。今日の公演にて、山崎真央さんと、加藤千夏さんが中心になっていた場面が、何度かあったように見受けられました。
他の、ほくりくアイドル部を応援しているファンの方は、このお二人の活躍を、どうご覧になっておいででしょう? 私は1年に1回ペースでの公演会観覧と、めっちゃスーパーライトなファンなのですが、いや、それだからこそ、こういう変化に気が付きやすいのかもしれません。子供を育てている実の両親よりも、両親の友人知人のほうが、子供の成長具合に気が付きやすいという事例が、ままありますよね。
成長といえば、今日の公演の中で、福井の新人さんがピックアップされていました。羽生田結月さんと、林風奈さんです。
特に、羽生田結月さんのことは「入部して一番成長しました」と、メンバーのみなさんに紹介されていました。羽生田結月さんは福井出身ということで、加入した時から私も注目していた方だったのですが、公演中ずっと物怖じすることもなく、のびのびとしておりました。私は野菜の目利きはできますが、アイドルの目利きはできませんので、あまりアテにはならないと思いますが、素質は十分に備わっていると感じます。先に述べた、山崎真央さんと、加藤千夏さんに通じる部分があると思うんです。順調に素質を伸ばしていってもらって、やがては福井の未来を預かるスーパースターになってもらいたいですね。
それにしても、誰が彼女たちを採用しているのでしょう? プロデューサーさんでしょうか。才覚を見抜く力がありすぎて怖いぐらいです。原野から太公望を釣り上げた周の武王や、国士無双の故事となった韓信の才能を発見した蕭何のようです。中新さんは、ほくりくアイドル部をかけもちしながら、内閣閣僚人事を担当なさると、よろしいかと思います。

もう一人の福井出身であります林風奈さんについて言えば、すごく良かったです。
ポジションでいえば後方のほうが多かったと思うんですけど、それでも、すごく目立っていました。もともと身長が高い方なのですが、これを彼女は長所として、最大限活かしていると思います。右に手を伸ばす動きをする際には、素早く肩を入れ腰をひねり、からだ全体で表現をしていました。これが大きな動きとなって、ひとめを引き付けます。
例えば、同じメンバーの土井颯愛さんはダンスが上手いのですが、その動きは繊細でなめらかで、美しい蝶のようです。見る人に、美しいと思わせるでしょう。一方で、林風奈さんは元気な鳥のようです。彼女は敦賀出身で、よく語尾に「つる」をつけているのですが、鶴のような大きな鳥と見立ててもいいかもしれませんね。とにかく、彼女のダンスは、見る人を元気にしたり、勇気づけたりしてくれるでしょう。
どの方向性を大事にしたいかにもよると思うんですけど、この元気や勇気を貰える林風奈さんの良さについては、失わず伸ばしていけるよう、願っております。

また、制服(ユニフォーム?)が新アルバムリリースのためリニューアルされておりました。以前は、上は生地が厚めの白いブレザーに、下は白が基調で陰影部が緑色の、これまた厚めのスカートでした。そんな冬用の制服に対して、今回は夏服のような、軽くて薄めの生地の制服となっています。
緩やかな動きが中心ですと、冬用の重厚な制服のほうが優雅で清楚なイメージが際立ちますが、飛んだり跳ねたりするような激しい動きを取り入れようとすると、肩まわりなどで、どうしても動きに制限があるのかなと。今回の夏服は軽量で、のびのびと表現ができます。スカートも、動きに合わせて、例えばグルグル回ったときに、よりヒラヒラするようになっているのだと思います。
最近、武生にて、OSK日本歌劇団の公演を観る機会があったのですが、ここではもう、「アタシタチが教えてやろう、歌劇とはこういうものだ!」というものをトコトン見せつけられました。歌劇の技術のすべてを習得し、その動きを日本最高峰までに昇華させたOSK日本歌劇団による、高度な歌劇舞台でした。私の目の前で、人間にできうる最も美しい動きが、目まぐるしい速さで展開されていったのです。彼女たちがその時身に着けていた衣装は重厚なものでしたが、しかしながら、繊細かつ豪快な動きを邪魔しないような作りになっていました。
ほくりくアイドル部の衣装は、というより、すべてのアイドルの衣装は、設計思想的には、このOSK日本歌劇団の衣装を目指しているんじゃないかな、とふと思ったりしました。重厚かつ、軽量。矛盾する課題を同時に抱えて、どう表現していくのか。うーん難しいですね。
でも、こういう目線で制服の変化を眺めてみるのも、楽しかったです。

曲に関してですけれども、
「A Whole New World」
「Golden Smile」
「たとえ 一億人が笑ったって」
「Today」
「パピプペポジティブ」
「太陽の-WA-CHA-CHA-DAY」
といった、聞きたい曲をやってくれました。今網羅した曲は、個人的には聞きやすく、一回聞いただけですぐメロディーが覚えられる曲だなと。
楽しいし、ほくりくアイドル部のキャラクター性と、バッチリあっている曲たちです。
でも妻の言うように、ちゃんと予習しておかなかったことを悔やんだ曲が…。
というのも、今まで聞いたことない曲だったので、何の曲だったのかは全然思い出せないんですけど、(のちにゆかり姫や奥村星香さんなど、このブログを見てくれたメンバーさんたちから教えていただきました。「ごめんねトワイライト」です。いやそもそも、楽曲を披露したアイドルたちから、直に教えてもらえるなんて、なんて贅沢なんでしょう。明日私は死ぬかもしれませんね)それは悲しみや不安といったものを表現した曲でした。今まで楽しく歌って踊っていたメンバーたちが、急に真顔になってこの曲をやりだした時には、その急激な温度変化に笑ってしまいそうになったんですけど、でもこのテイストは、私がもっとも好む曲調です。八百屋テクテクの由来となっているスピッツの曲「テクテク」も、悲しみを抱えながらも前を向いて歩いていく曲です。テクテクと同じように、この時の名前も知らない曲は、私の琴線にはよく響いていました。
特にゆかり姫は、いつも、たいていニコニコ笑っているのもあって、真面目な顔をそういえば見たことがなかったかもしれません。なので、その曲中の表情を眺めて、「うわー、めっちゃかっこいい」と思いました。もしかしたら、こういう路線でもいけるかもしれません。
とはいえ、その悲しみの曲の最中でも、ゆかり姫は終盤、にやり、にやりと口元を笑わせていました。これは本来、笑っていい部分なのか、どうなのか。
いや、そうですよね、ゆかり姫にはやっぱり笑顔が似合います。ひとには本来備わっている役割みたいなのかあったりしますが、ゆかり姫の場合は、笑顔で人を元気にするよう宿命づけられて生まれてきた人なのだと思います。そんな方に悲しみの表現ばかりを期待するのは、お肉屋さんに野菜も売るように要望しているようで、ちぐはぐな感じもしちゃいます。まあでも、これもあくまでも私の感想にすぎないので、アテにはならない話ですけれども…。
ゆかり姫といえば、1年前の福井公演の時には、メンバーの中心となってグイグイ引っ張っていく立場にあったと思います。みんなの前に立って、司会進行的な役割をこなしておりました。その時は、スーパーエースの奥村星香さんとツートップみたいな感じでした。いや、本当は他にもいろいろ仕掛けや見せ場があったのかもしれませんが、当時の私のメンバーへの理解度の少なさもあって、そういう印象だったのです。
今回は、といえば、本当にいろんなメンバーの見せ場を作ってくれていました。特に、福井出身のメンバーの二人の露出度が高かったのが、うれしかったですね。その見せ場に、しっかり危なげなく応えていたところがまた、すごいところです。他にも、かがやきユニット新メンバーの二人、前回FBCのイベントにて活躍した荒井那奈さんと、他にも多くのメンバーたちが、かわるがわる前に出てきて、しっかり印象を残していってくれました。朝露の後のタケノコのように、才覚をニョキニョキ表していて、すごい成長だなと。姫や奥村さんといったベテラン勢は、もう余裕でいられたことでしょう。B’zで例えるなら、年下の稲葉さんがステージでヤンチャな行動をするのを、ニコニコと見守る兄貴分の松本さんみたいな。なんでB’zで例えた?
そういえば姫は、つい先日フルマラソンを走破していました。42.195キロを走破できるだけのスタミナがある姫ですが、しかしながら、公演中盤あたりで、額から汗を流していました。それだけハードな動きなわけですよね。この動きを全員が行っているわけですから、めちゃめちゃしんどいはずです。見ているときはそんなことを気にせず、普通に楽しませてもらいましたけれども、よくよく考えてみると大変な話ですよね。大変お疲れさまでした。
長々といろんなことを言っちゃいましたけれども、特筆しておきたいのは、こんなところです。
時間が許せば永遠に描き続けられるぐらいの、見どころが多い、大変すばらしい公演でした。
またこれからも、イベントや公演を見つけたら観させていただきたいと思います。
そしてこれからも、ほくりくアイドル部のみなさんを応援していきたいと思います。
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