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ほくりくアイドル部10周年記念感謝祭2026年5月17日(日)福井県県民ホール

  • 5月17日
  • 読了時間: 8分

こんにちは。八百屋テクテクです。

今回は、ほくりくアイドル部10周年記念感謝祭の福井公演についてレポートしていこうと思います。

これまで周年祭は大規模に開催されていたのですが、今年は10年目にあたる節目の年ということで、福井、石川、富山と、七尾市の復興応援公演の4公演を計画しました。最初に富山で開催され、福井公演は2回目ということになります。会場規模としては、通常公演に使用されるハピリンホール300席に対して、今回の福井県県民ホールは最大570席と、単純に倍の席数となります。

それが満席となりました。

満席となった観客席に灯る無数のペンライトを、ステージ上から眺めたほくりくアイドル部のメンバーさん。彼女たちの瞳にはどんな風に映っていたのでしょう。「こんな景色を魅せてくれてありがとう」と、かわるがわる、感謝をしていました。

時には悔しさを隠さずに、「くじけそうになった時もありました」とも語っていました。よい兆しだ、と私は感じました。悔しさを隠さずに言えるようになったということです。それだけ自分がやってきた活動を、自信をもって言える日がきたということであり、彼女たちの活動を多くの人たちが支えてくれている実感があるということです。


これだけ規模の大きな会場ですから、すぐに完売したわけではありませんでした。

それをキャプテンの松井裕香里さんは、手売り戦術で不足分を補おうとしました。今回のイベントにおける、もっとも過酷で無謀な挑戦です。駅やショッピングモール、はては営業先のパチンコ店にいたるまで、場所を選ばずに草の根運動を行いました。「必死だな」と嘲笑を向けられるのも構わず、泥にまみれながら、みずからの手足をもって、チケットを売りさばいたのです。

この福井公演においては、かなり多くのひとが、松井裕香里さんから直接チケットを購入なさっているのではないのでしょうか。県民ホールにいた多くの人の手には、松井裕香里さんの魂の半券が握られていたのです。この事実だけでも、今回の公演にかける、ほくりくアイドル部のなみなみならぬ情熱が見えてくると思います。



そんな中ではじまった公演会ですが、感謝祭ということもあってか、披露された楽曲はどれもほくりくアイドル部を代表する楽曲たちでした。自分たちが一番得意で、一番熱くなれる、させる曲たちを選抜して、この舞台にぶつけてきた感じがします。

『A Whole New World』ではじまった公演ですが、まさにほくりくアイドル部の歴史とずっと一緒にあった楽曲です。ポケモンでいうところの、サトシとピカチュウの関係に似ていて、苦楽をともにした存在なのです。

『Golden Smile』『全力エネルギー』『青春謳歌』『太陽の-WA-CHA-CHA-DAY』は、強い願いや思いが込められているのを感じることができます。そして、どれも全身全霊で盛り上がる、強い楽曲たちです。

『プロミスキップ』『ビバ・ビーバーサンバ!!』『FIT』といった楽曲は、地元北陸のために作られた、北陸とジョイントした楽曲たちです。

こうして並べてみると、この公演で組まれたセトリの内容には、強いメッセージ性を感じることができると思います。

一番輝いているメンバーに投票を促すアナウンスがされたおり、投票用紙にプロデューサーの中新さんの名前がないことを私は残念がってしまいました。あの楽曲たちは、彼の頭の中から生まれてきたのです。10周年という節目だからこそ、表彰されていいと思うのです。彼もまた駆け抜けてきた人なのです。

いや、ただ単に楽曲を作ったからエライ、というだけではありません。この日披露された『アチアチサマー・ビーチグラス』などにおいては、ライブで聴いてすごさが実感できる曲だと感じました。いや、MVが、このいいトシしたオンチャンにとっては気恥ずかしいものであったので、少し甘めに聴いていたのかもしれません。が、この日ライブで改めて聴いて、こいつはすげーや、と思いました。水着という飛び道具に頼ったものではなく、ちゃんと心を揺さぶることを中心に据えた、まぎれもない名曲でした。まいりました。

こんなすごい曲なら、たとえ中新さんが水着ででてくるシーンがあっても、誰も文句は言わなかったんじゃないかなと思います。



そういえば、特筆すべきこととして、まりあんぬこと佐古真莉亜さんの覚醒がすごいことに触れておかなければなりません。

彼女が、福井のメンバーとして加入したばかりの頃は、エースとして頭角を現しはじめていた林風奈さんをはじめ、頼りになるメンバーに囲まれていました。一種の安心感もあったのでしょう。後ろのほうで遠慮がちになって、周りに合わせて動くのが自分の役割みたいに思っていたフシが、外から見ていると感じることがありました。守破離でいうところの、守に一生懸命になっている状態です。林風奈さんが破とか離に移行していたので、存在感がまるで違いました。林風奈さんがメインキャストを目指していたのだとするなら、彼女は、ジャニーズジュニアみたいな立ち位置で安心していたように思います。

ところが先輩メンバーが次々と卒業していき、序列がどんどん先輩寄りになっていきました。その状態からの、林風奈さんの一時離脱。心の支えを失うことになったのです。誰にも頼ることができない状態になってしまったのです。複数のメンバーとこなしていたラジオ放送にも「ひとりでいってきてね」と言われるように。その時の心細さを、林風奈さんへのお手紙という形で吐露している様子が、動画にて投稿されていました。

まさにその動画を拝聴していた時に思ったのですが、佐古真莉亜さんはめちゃくちゃ覚醒していました。いや動画の中ではもう、泣きながら心細さを訴えていたり、林風奈さんが戻ってきてくれたことを心から喜んだりしていたりと、内容を言葉にすると頼りないままに聞こえてしまうかもしれませんが、でも以前とはまったく違うのです。その心細さや嬉しさを、全身で、オーラで、表現できるようになっているのです。

彼女は「ラジオひとりでいってきて」みたいな状況を、ずっとひとりでこなしていました。そうやって厳しい風雪に曝されたことで、心胆がめちゃめちゃ鍛えられたのだと思います。ひととしての階段を、何段飛びで駆け上がっていったのです。

佐古真莉亜さんはもう、みんなの後を後ろから追いかけていくばかりの少女ではありません。みんなに自分の気持ちを発信したり、みんなの気持ちを受け止めることができる本物のアイドルになったのです。今日のステージでも、何かの楽曲においてポジションがセンターになる瞬間がありました。そこに立っていても不思議さも違和感もない、堂々たるものでした。



ところで、今回の公演はメンバーの家族が、ちらほら観覧していたようです。

公演が終わって退席しようとした際、偶然お客様同士の会話が耳に入ってきました。いわく、モカさんママがいたそうです。モカさんママとは、福井のメンバーのひとりの、渡辺萌叶さんのお母様のことだと思います。渡辺萌叶さんはSNSにて、たびたびお母様のお話をしてくださいますが、もしかしたらファンの中では有名な方なのかもしれません。

また、松井裕香里さんのご両親によく似た背格好の方が、私のすぐ近くに座っておりました。ご両親の御尊顔は、以前テレビで拝見しておりますが、よく似ておりました。が、これは私の勘違いかもしれません。

でも山崎真央さんのお父様が来られたのだけは確実です。なぜならこの日、山崎真央さんがMCにて、そう言っていたからです。彼女はお父様にむかって、日ごろの感謝の言葉を、ときおり詰まらせながらも伝えておりました。山崎真央さんはもう所属歴が長いメンバーで、ステージの上で飛んだり跳ねたりするのはそりゃもう慣れたものですけれども、この日この場所でのこのMCはさすがに心にくるものがあったのだと思います。上手に伝えようとするけれども、それがかえって言葉の邪魔をしてしまう。そんな感じでした。



あと、最後のほうのMCにて渡辺萌叶さんが、特典会の説明をしていたのが印象的でした。いや特典会の説明そのものはごくごく定型的なものだったのですが、そもそも特典会は他のアイドルのものと比べても持ち時間が長く、おかげでサインや写真撮影、おしゃべりなど、幅広いことができるのです。その旨を説明しようとした際、松井裕香里さんが「特典会ではなんでもできますよ」と、チャチャをいれました。萌叶さんやほかのメンバーは慌てて「いや、なんでもはできないっすよ」と修正する場面がありました。

松井裕香里さんは嵐のメンバーが大好きで、この公演会の直前にも、嵐に対する巨大な愛をしたためたブログを公開するほどなのですが、中でも彼女のイチオシは相葉ちゃんなのだそうで。でも上記に見られますとおり、そのスタンスは常識人の相葉ちゃんではなく、どちらかといえばお調子者の二宮和也なんですよね。たまにニノが乗り移っているような、そんな発言をすることがあります。まあどちらでもいいんですけど、ようは彼女は嵐好きが高じてアイドルを目指すようになったということもあり、自然と彼らに近しい言動になっていくのかなと思った次第です。心の中に嵐がいてくれたら、だいぶ心強いですよね。



あっ、特典会はごめんなさい、参加しようと思ったんですけど、できませんでした。

靴底が半分めくれてしまい、歩くたびにペタペタと音がするようになってしまったからです。この状態で特典会に参加しようものなら「あのひと、靴底がめくれてペタペタ音してるのに、特典会に金払ってる。その金で靴買えばいいのに」と思われてしまうでしょう。残念ですが、今回はお見送りいたします。まことに残念です。




こんな感じで、ほくりくアイドル部10周年記念感謝祭福井公演を眺めてみました。

もっと個々人に焦点を当てて、あれがよかった、これがよかった、とやりたかったんですけど、残念ながら明日が早いので、今日はこのあたりにします。

10周年まことにおめでとうございました。またお会いしましょう。

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