
これ、なんだかわかりますか?
米のもみ殻です。
もみ殻を炭化させたもので、土のPH値の調整に使います。
なぜPHを調整させてやる必要があるのかというと、
雨が酸性なので、雨が降るたびに土が酸性に傾いていくのです。
植物は弱酸性または弱アルカリ性でよく育つ性質があるので、植物のために強すぎる酸度を和らげてやる必要があるというわけなのです。
今は石灰という、石灰石を砕いたものが主に使用されていますが、
昔は砕いた貝殻とか、もみ殻灰を使っておりました。
石灰に比べると、もみ殻灰はアルカリ性が弱く、PH調整という点では劣ります。またもみ殻灰を作るのにはかなり労力がいるので、特にこだわりがなければ、市販の石灰を使うのがいいと思います。
もみ殻灰は、自前で用意できる土壌改良材ということで、エコサイクルという点では有用です。

植物が育つ土の条件は、主に2つの条件が必要です。
根が張りやすいようフカフカであること、そして弱酸性から弱アルカリ性であること。
ホームセンターにはいろんな土壌改良材がありますが、目的はこの2つです。
この2つを叶えるための手段として、いい材料を選んだり、有機物を多く含んだものを選んだりなど、いろんな選択肢があるというわけなんですね。
こうしたことが理解できると、園芸がぐっと身近なものになりますね。

こんな土地から、ずいぶん再生しましたね!
これでは草も生えませんが、花壇の中の土なら、どうにか大きくなりそうです。