野菜はみなさん、食べるだけだと思っていませんか?
そりゃ食べるために育てられたものですから、
食べるのが正解なのですが、
でも、野菜にずっと関わっていると
野菜に愛らしさを感じてしまうのです。
ぜひ、この八百屋さん特有(であろう)感覚を
みなさんにも感じてもらいたいなと。
というわけで、いってきました。
福井市にある田んぼです。

いい天気ですね。

でも、まだ春になりきれていない季節です。
午前10時。寒いです。

こちらは、白菜の花です。
白菜は、アブラナ科の植物です。
冬に収穫する予定だったものを放置していたら、こうなりました。
白菜の芯がぐーっと伸びてきて、こんなふうに花を咲かせるのです。

こちらも、同じくアブラナ科の植物です。
何かわかりますか?
そうですね。ブロッコリーです。
植物であるからには、
子孫を残すために、花を咲かせ、タネを作ります。
でも、白菜やブロッコリーなど、野菜のほとんどは、
花やタネが作られる前に、収穫してしまいます。
私たちは、若い植物の、花やタネを作る前の、
生命力が溢れた状態のものをいただいているのです。
普段何気なく食べている野菜でも、
こういう事情を調べてみると、
なにか愛着のようなものを感じませんか?
ぜひ、野菜の生命力に感謝して、
鮮度のいい、美味しいうちに、美味しく食べてくださいね!