福は厄災のもと。飯降山伝説~本当は怖い福井県~




「災い転じて福となす」という諺を知っていますか? 悪いことでも、それが逆にいいことに作用したという事例を、そのように言います。「塞翁が馬」も同じ意味の故事成語ですね。

「禍福は糾える縄の如し」とも言います。不幸と幸福は縄のように、表裏一体となって、つねに入れ替わってくるものだ、と昔の人は考えてきました。

なので「災い転じて福となす」ということもあれば、「福が転じて災いとなす」ということも、当然あります。


福井県に伝わる飯降山の伝説は、その代表例といえるでしょう。

飯降山伝説とは、いったいどういうものなのか。

と、もったいぶってお話をしてしまいましたが、伝説となった不思議な現象自体は、どうということはありません。この山の名前のとおり、空から飯が降ってきた、というのが、その現象のすべてです