私は水田が好きです。
水田というと、田植えした直後の光景がよく思い浮かぶと思うんですけど、まだ田植えする前の、水が張ってある田んぼも好きです。

作物の良し悪しというのは、苗を植える前にもう決まっているのです。
前回植えた作物の残骸などを綺麗にリセットして、きっちり均した田畑。
これが次の作物を元気に育てる条件なのです。
それを踏まえたうえで、綺麗に手入れされている田んぼをみると、また違った角度での感動が味わえます。

水田とシバザクラの間を縫うように走る、線路。

大野の乾側地区は山間にあり、ゆるやかに段々になった水田が広がっています。
その隙間を縫うように植えられた、シバザクラ。
山間部の、米どころならではの、絶景と言えるでしょう。

少し強い風が吹きつけていました。
水田に張られた水が、夕方の太陽の光を反射して、とても綺麗でした。
妻とふたりで、水田以外何もない道を、テクテク歩いてきました。
素敵な時間でした。