
大野に遊びにいってきました。
ひとの手が入っていない、まっしろな雪を見ることができました。
正直天候が悪い時に眺める雪景色って、「不便」「寒い」「雪かきしなきゃ」などの負の感情が芽生えちゃって、なかなか友好的に眺めることができないんですけど、この日はとても天気がよく、気温もそれなりに暖かかったので、久しぶりに気持ちのいい冬の日でした。
天気がいいと、雪が綺麗にみえますね。雪化粧とはよくいったものです。

空気も水も、とても綺麗でした。
みなさんが遊びにいくとき、いつもどこが選択肢になりますか? カラオケですか? お買い物ですか?
自然を眺めに、空気の綺麗な場所にいくというのは、選択肢に入らないでしょうか?
この間テレビで「星を見に行くヤツの気が知れない」との持論を展開している芸能人がいました。いわく、「星って、いくら好きなヤツでも5分も見ないでしょう。そのために2時間かけて山奥まで往復するのダルイ」だそうです。
この主張わからなくもないです(笑)星だけを眺めるのだとしたら、確かに見るまでにかかる時間との釣り合いがとれないと思います。
そんなアナタに、冬の大野をおすすめしたいです。
道中、どこを見ても綺麗です。ずっと眺めていられます。
時間的コストを気にする方も、これにはニッコリです。

大野城のすぐそばにある、エジソンカフェ。
店主と常連さんがお話をしていました。
妻が「3年前に来た時も、この常連さんいたね」と私にそっと囁いてくれました。3年前にいた人の顔を覚えているなんて、とんでもない記憶力だと思いました。鬼平犯科帳でも活躍できるレベルだと思いますね。

その常連さんたちとの会話が聞こえてきたんですけど、カフェにあったこの衝立は、昔使っていた農機具(たぶん)のリメイクだそうです。
こういう工夫を眺めるのも楽しいですよね。
あと写真は撮らなかったですけれど、エジソンカフェさんには薪ストーブがあって、かなりあったかいです。
薪ストーブでゆらゆら揺れる炎を眺めるのもまた、冬のだいご味ですね。

ちょっとお客さんの注文が立て込んでいて、店主さんがハアハアしながら注文を聞きにきてくれました。
「ちょっとお時間いただきますけれども...」
「ゆっくりでいいですよ」
と返事をしました。
さっと食べてさっと帰るのが、八百屋テクテク夫婦の慌て者なところなので、ゆっくりしたくてもなかなかゆっくりできないという弱点がありました。
なので、この立て込んでいる感はありがたかったです。
のんびりお店に滞在できましたからね。
このパフェめっちゃ美味しかったです。ごちそうさまでした。

その後でかけた九頭竜湖。
湖が陽の光を反射して、エメラルドに染まっていました。
この橋の向こう側は除雪がされていなくて、通行止めでした。
夏や秋になったら、またこよう。
四季折々の大野を感じるのもまた、楽しみ方でしょう。

沈んでいく太陽を眺めながら、帰宅。
向こう側にみえる山が真っ赤にそまっていました。

一面の銀世界が、真っ赤にそまっていきます。
晴れた冬の日に、大野にでかけてる。
これはもっと取り上げられてもいいんじゃないでしょうか。
綺麗な水と空気、美味しい食べ物、そして移り行く景色が、気持ちをほっとさせてくれます。