
美味しい野菜を食べられるというのは、幸福な話だと思うのですよ。
フランスというのは農業王国なんですけど、それはもう野菜も美味しいし、お肉も美味しいし、ワインはあるしで、食べ物に関してはすごく恵まれた国なんです。いったことないので、宝くじでも大当たりしたら、フランスにいってみたいですね~。
一方、日本。
国土が狭くて農耕に向く土地が少なく、多湿で虫が多い国です。
フランスと比べましても、条件的にはあまりよくないというのが、日本の現状です。
もっとも日本は、農業技術はすんごく発達していますので、地形の不利を技術でカバーしています。日本には大規模な農場はありませんが、大規模な促成栽培施設があります。これが日本の農業を支えているのです。田園といえば、

↑こんな景色を思い浮かべると思うんですけど、
日本にお住いのみなさんの口に入る野菜のほとんどは、ハウスの中で育った野菜たちです。
少し郊外にいくと、ハウスがバーンと並んでいる。そんな光景を目にしたことはありませんか?
いや別に、フランスの田園が自然で良くて、日本のハウス栽培は不自然なのでダメだとか、そういうことを言いたいわけではありません。
むしろ、狭い国土で技術を活用して、美味しい野菜を流通させているということは、とてもすごいことだと思うんです。
この促成栽培を否定してしまうと、私たち福井県民は、冬の間、野菜を食べられなくなります。福井より北に住んでいる方は同様です。冬は植物にとって、冬眠の時期だからです。
でも、技術があるおかげで、冬にも美味しいトマトが食べられる。
冬にいろんな野菜が食べられる。
普段何気なく享受していることも、実はいろんなものの積み重ねのうえに成り立っているということなのです。
よく見つめてみると、こういう幸せが身近にあるんだということを、もっと広めていきたいなと思っています。

★人参と大根と水菜のスープ
★サニーレタスときゅうりと紫大根のサラダ
★ポークチャップ
ポークチャップには、 炒めたカーボロネロと茹でたスナップえんどうを付け合わせにしました。

★大根と水菜のスープ
★鶏肉とたけのこのオイスターソース炒め
★みかん