次の野菜のうち、夏が旬の野菜はどれ?
A小松菜
Bキャベツ
Cにんじん
Dなす

答えはDです。あってましたかか?
ところで、旬ってそもそも、なんなんでしょう?
野菜が一番おいしい時期。なるほど。そのとおりです。
では、野菜が美味しいということは、なぜなんでしょう?
それは、野菜の成長に一番適した時期だからなんですね。
すくすく育った野菜は美味しい。これは当然のことです。
なすの場合は、苗がすくすく育つ時期が夏なんです。だから夏が旬なんですね。
でも、夏以外にも美味しいナスって食べたことありませんか?
春先にスーパーにいけば、高知のナスが売っていて、秋には群馬のナスが売っています。それがまた美味しいんです。
どちらの産地も、ハウス栽培です。
ハウスの中で栽培することで、夏場の気候と変わらない環境を作り出すことにより、美味しいナスが春や秋に食べられるというわけなんですね。
このように、各産地の努力の結果、普通の旬以外にも、まるで旬のように美味しい野菜にであう機会がとても多くなりました。
しかし。
年がら年中、ナスが美味しいかといえば、けしてそんなことはないんですよね。
農業技術の発達により、スーパーにいけば365日、絶対必ずナスがあります。
しかし、365日全部美味しいかといえば、そうじゃないんですよね。
でも、ずーっとナスを見かけるせいで、今の若い人は、ナスの旬がいつなのか、わからないんですね。だからやみくもに手を出して、美味しかったり、美味しくなかったりしちゃうんですよね。
こういう現状があるからこそ、旬というものを、今一度、みなさんに意識してもらいたいと思いまして、こういう問題をだしました。
旬以外にも、美味しい野菜に出会えるようにはなりました。
旬以外にも美味しい野菜に出会えるのは、とても幸福なことだと思います。
でも、残念ながら、品質的にそうじゃないときもあります。
でも、旬なら、確実に、美味しいものに出会えます。
美味しい野菜にであおうと思ったら、旬を意識することが、必ず必要なことなのです。
これを覚えておいてくださいね。