菜の花というと、私たち八百屋さんは食べるほうを想像してしまうのですが、本来は菜の花畑を想像する方が多いのではないのでしょうか。
ツイッターのフォロワーさんで、食用として販売されていた菜の花を生け花にしていた方がいらっしゃいました。普段食べるほうとして菜の花を眺めている私としては、価値観が覆る、とても斬新な光景でした。こういう光景にどんどん遭遇できるのは、ツイッターのいいところですね。
さて、最近は一面に菜の花が咲いている光景って、あまり見られなくなったように思います。
昔は堤防沿いにたくさん咲いていたのですが、蛇対策により定期的に刈り取りするためか、最近では菜の花はまばらになっています。
空地だって、そんなにありません。
そんな中、福井県の鯖江市に、菜の花祭りを開催しているところがあると聞いて、いってきました。

ちょっと風が冷たかったんですけど、いい天気でした。
コーヒーを自宅で淹れて、妻の大好きなパン屋さんのパンを買って、鯖江までドライブしてきました。
妻は、
「わあー、すごーい!」
を連呼していました。
菜の花は、冬の厳しい寒さを耐えることで、旨味が蓄えられる植物です。
冬の厳しさがない沖縄には、菜の花を愛でたり、食したりすることがあまりないのかもしれません。
沖縄出身の妻が福井にきて、こういう場面に遭遇することって、結構あります。
そして、それを傍らで寄り添えることもまた、いい体験だと思っています。

菜の花畑に囲まれて、春風に吹かれてきました。
お金は全然かかってないですけど、本当に楽しく過ごせるので、とてもおすすめです。