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八百屋さんのカラフルな食事のコツ


目次



★はじめに

こちらでは、八百屋さんが日常的に食べている食事を紹介しています。テーマにしているのは、カラフルさです。

カラフルさは、見た目が綺麗になるのはもちろんなのですが、実は栄養面でも非常に重要なのです。見た目がカラフルになるように野菜を選んであげることで、それぞれ違う栄養素を取り入れることができるからです。食事のテーマ別に、どう野菜を組み込んでいって、美味しく、かつカラフルにできるかを、紹介していきます。

野菜には、大まかに分けると7色あります。赤、橙、黄、緑、紫、黒、白です。赤はトマトやパプリカ、橙はオレンジやカボチャ、黄はレモンやトウモロコシ、緑はレタスやキャベツ、紫はサツマイモやブドウ、黒はゴボウや、白は大根やカブなどです。他にも、例えば黄色いトマトや紫のキャベツなど、同じ野菜でも違う色をしているものもあります。紫のキャベツは普通のキャベツと比べて、違う栄養素を持っていたりします。これらを上手に取り入れて、日々の食事にカラフルさを出していきましょう。




★基本のご飯

緑、黄色、赤、紫、白の野菜を使っています。緑はニラとサニーレタス、黄色はズッキーニ、赤は人参、紫はブドウ、白は大根です。見た目は豪華に見えますが、その実は、焼いたり煮たり、生だったりと、簡単な調理法ばかりです。



酢漬けに、カブ、人参、きゅうり、パプリカを使っています。汁物には、ほうれん草、人参、じゃがいも、エノキを入れました。酢漬けと汁物は、簡単で美味しく栄養がとれて、カラフルにもなるという、優れた調理法です。



焼き野菜がメインの食事ですが、一度に全部調理せず、それぞれの野菜に応じて丁寧に調理した例です。ソラマメはさやごと焼いて中を蒸し焼きにしています。レンコンは厚めに切ってフライパンでジリジリ焼いて、味付けは塩のみ。野菜炒めの野菜は、さっと火を通しただけです。



緑を主軸にした調理例です。どのオカズにも、緑色が入っています。緑は野菜の中でも種類が一番多く、みているだけでほっとします。赤や紫などキツめの色はなかなか主軸にすることはできませんが、緑や白は主軸にしても成り立つでしょう。その緑の合間に、ちょこちょこ違う色を加えることで、鮮やかさが際立ちます。



どんぶりモノの調理例です。親子丼などは特に、全体的に茶色になってしまいますよね。ここでは菜の花をちょっと茹でたものを上に乗せて、フレッシュ感を出しています。菜の花は少し辛さと苦みがあるので、親子丼の甘さを調和してくれるところも、ありがたいですね。




春のハンバーグ定食と、夏のハンバーグ定食です。同じハンバーグでも、使用する野菜を変えることで雰囲気が変わります。春は、春に美味しい野菜を、夏は夏に美味しい野菜を使用しています。



ライスペーパーです。栄養価が特に豊富な香草を、美味しく楽しく食べることができる、優れた料理です。トマトやエビが全面になっていて見えにくいですけれども、中には人参やキュウリなど、野菜がたっぷり入っています。




★サンドイッチとハンバーガー


サンドイッチは、たんにお腹を満たす食事だと考えている人が多いのではないのでしょうか。げんに、コンビニに売っているサンドイッチは、ハム1枚チーズ1枚しか入ってなかったりと、具が少ないですよね。でも、それに留まっているのはもったいないです。具が足りないなら、バンバンに追加してあげればいいのです。野菜たっぷりサンドイッチは、とても美味しいですし、栄養たっぷりとれますよ。



八百屋テクテクのコロッケサンドです。キャベツばっかりの、せこい貧乏なメシだと思いましたか。とんでもない。新鮮でパリッパリの甘いキャベツは、それだけで立派なおかずになります。キャベツは安いので甘く見られがちですが、本当に美味しいキャベツが手に入った時は、ぜひキャベツをたっぷり食べられるメニューで、キャベツを楽しんでもらいたいです。これ以上ない贅沢です。



ベーコンサンドです。どこがベーコンサンドやねん、って思いましたか。自家製タルタルソースもどきを使っていますが、きゅうりの酢漬けの分量を好き放題増やしたために、もはやソースと呼べるものではなくなってしまいました。お酢が、ベーコンの脂身を調和してくれて、いうまでもなく、めっちゃ美味しかったです。



家庭で作るサンドイッチは、自由度が大きいです。パンにさえ挟んでいれば、あとは何をしても大丈夫ということで、好き放題できます。市販のサンドイッチにはまず入れることのできない、インゲンや甘長ピーマンなども、家庭なら難なく楽しめます。どこにも売っていない、家庭でしか実現しない、最高のサンドイッチを作ってみませんか?




お店にはできない、といえば、ハンバーガーにおいてもそうです。新鮮な旬の生野菜をハンバーガー屋さんに求めることは難しいですよね。高級なハンバーガーは、家庭でしかできないことなのです。家庭料理は、お店に行けないから仕方なく…の分野ではなく、お店を超えるキャパシティを十分に持っている分野なのです。



新玉ねぎと真っ赤なトマトのハンバーガーです。採れたての美味しい新玉ねぎと、熟した美味しいトマトを、ハンバーガーで味わう贅沢は、どの店を探しても見当たらないでしょう。トマトや玉ねぎの鮮度に気を配り、また素早く調理する必要があるのですが、この管理は、お店では実現が難しいでしょう。家庭料理でしか味わえない一品です。



市販のチルドピザに、追加で新鮮な野菜をたっぷり乗せて、焼いています。「ピザは野菜じゃない」と言われていますが。それは本当ですか? 私は、どうもピザは野菜だという気がしてならないのです。私にとってピザは、野菜がたっぷりとれる、美味しくて栄養豊富な食べ物です。




★オムライスやタコライスなど

ゴハンをメインにする場合は、特に香味野菜に仕事をしてもらうことを意識しています。オムライスのご飯は、バジルソースとバターで味付けしています。それをデミグラスソースとトロトロ卵で食べます。バジルご飯もデミグラスハンバーグも、単体で食べるとそれなりですが、一緒に食べることで、何倍も美味しくなります。



タコライスは、肉炒めの部分にニンニクたっぷり使っています。野菜をたっぷりとれるのは、タコライスのいいところですね。



ガパオライスです。タイ料理ということで、パクチーを使っています。




★麺料理

ナスとトマトのパスタです。パスタは野菜をたっぷりとれる料理のひとつです。トマトベースにするならトマトは必須ですが、それ以外は自由に組み合わせることができる、フトコロが深い料理です。夏なのでナスやピーマンを使っていますが、冬は人参やカブなど根菜が美味しいですね。



ジェノベーゼパスタです。新鮮なバジルが手に入った時は、バジルソースを作ってもらいたいです。作った後冷凍しておけば、変色も少なくてすみますし、いつでもお手軽に使えます。バジルソースと、お好みの野菜を使って炒めて、パスタを加えるだけ。



冷麺です。夏の暑い時期には、野菜をたっぷりとって、身体の体温調整機能を補助してあげましょう。食欲を増進してくれる香味野菜を上手に使うことで、食事がはかどります。



冷やし中華です。方針はほぼ同じで、野菜たっぷり食べることで、夏に不足しがちな栄養素を補給していきます。




★肉や魚を美味しく食べる食事

ベジファーストという考え方があります。肉や魚を食べる前に野菜を食べることで、消化吸収を良くしてくれたり、痩せやすくなったりと、いい効果があります。いいお肉やお魚を食べるときほど、いい野菜を用意することで、食事をさらに美味しくいただくことができます。



スーパーで調達してきたお刺身と、カキフライがメインのご飯です。ずっとスーパーの総菜に頼るのはバランスが悪いですが、ずっと頼らないのもまた、バランスが悪いと思います。美味しいものを求めようとした時、スーパーのお惣菜もまた、立派に候補に入ります。大事なのは、お惣菜を美味しく食べるために、野菜をしっかり揃えることだと思います。



カニです。カニみそをゴハンと一緒に食べます。あわせて、カニでは摂取することのできない栄養を、野菜から摂取していきます。

カニは旅館で食べるとウン万円ですが、お魚屋さんで買えば、ウン千円です。その金額の差を考えれば、副菜をいくらでも豪華にできますね。写真は、カニ以外はいつもの食事ですが…。



焼肉パーティの時のメニューです。肉と一緒に、野菜も焼いていきます。いい野菜を食べられるかどうかで、お肉の美味しさも変わってきます。なので、しっかり美味しい野菜を用意します。



結婚記念日に妻と二人で用意した食事です。結婚記念日はどうしよう?と相談した時、美味しいものがたらふく食べたい、という結論に達しました。普通ならどこかレストランを予約する流れになるのでしょうが、八百屋さんは、家庭料理を美味しくできるコツをいくつも知っているので、特に飲食店勤務というわけではなく、料理が得意というわけでもありませんが、それでも、家庭でこれだけの料理を用意することができます。





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