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美味しい野菜の条件って何?

どんな野菜にもあてはまる、美味しい野菜の条件があります。
それは、新鮮なことです。
「なんだ、そんなことか。そんなことぐらい誰でも知ってるよ」と思ったアナタ。
では、新鮮な野菜を見分けることが、アナタにできますか?

 


世の中には、「新鮮な野菜」と、「新鮮そうに見える野菜」があります。
普段みなさんの口に入る野菜は、アナタが農家さんでない限り、

たいてい「新鮮そうに見える野菜」です。

 


新鮮そうに見えることと、新鮮なことは違います。
まず新鮮な野菜というのは、収穫して間もない野菜のことです。
もったいぶって説明されるまでもないことですね。
そして、新鮮な野菜が美味しいというのも、

今更説明されるまでもないことだと思います。

 


一方の、「新鮮そうに見える野菜」のことを、ちょっとお話します。
たとえば、ほうれん草などの葉物野菜。
葉物野菜って、朝収穫したら、夕方にはもうフニャフニャになってしまうんです。
草むしりをしたことのある人はわかると思うんですけど、

抜いた草って、萎びるのすごく早いですよね。
あれは、草が生きるために必死に呼吸してるからです。

呼吸すると、水分だけでなく、草の中に蓄えられた栄養素をジャンジャン使います。
なので、しおしおになった草は、水分だけではなく、

自分の中に蓄えられた栄養価もなくなってしまっているというわけなんです。

 


野菜も同じです。
収穫されてから農協に行き箱づめされ、全国の市場に向けて出荷されます。

そして問屋さんの手を経て各スーパーに向けて配送され、

スーパーさんの冷蔵庫に行き着きます。
この間、とても長い時間がかかります。

スーパーさんにつく頃には水分が抜け、フニャフニャになっています。
そこでスーパーさんは、売り場に並べる前に、

野菜を水につけてシャッキリさせることを行います。
この工程を「蘇生」といいます。
文字通り、死にかけの野菜を蘇らせているんですね。
葉物はもちろん、レタス、サニーレタス、とうもろこし、セロリ、大根、きゅうり……

萎びやすい野菜は、すべて蘇生させています。
それを「新鮮な野菜」として販売しているわけです。

 

「蘇生しなければならないほどに、くたびれた野菜を、

蘇生させて、あたかも新鮮そうに見せかけた野菜」


と言い換えることができるかもしれません。


しかし、そんなスーパーさんでも、新鮮な野菜を買うことができます。
それは、地元産の野菜を選ぶことです。
地元で収穫された野菜はもともと「新鮮な野菜」なので、

わざわざ蘇生させる必要はありませんよね。
ですので、美味しい野菜をお求めでしたら、

なるべく地元産の野菜を選択するといいと思います。
それが「新鮮そうな野菜」だなと思ったら、

それはそのまま「新鮮な野菜」であることが多いでしょう。


(もっとも、問屋さんやスーパーさんは、物流の都合上、

地元の野菜でも倉庫に貯めておくこともあるので、

地元産の野菜が絶対に新鮮であると言い切れないのがつらいところですが…)

もう一つ、美味しい野菜を見分けるうえで、

大事なことがあります。

​旬であることです。